南木　もう一つ、私がビジネスで大事にしているのは、「地域の皆様の生活向上に貢献する事業を行う」ということです。介護福祉用品のレンタル販売しかり、介護支援用のリフォーム工事しかり。また、今は人工透析を余儀なくされる方の数に対し病院が少ないいっぽうで、高齢化により休耕農地が増えているので、そうした土地を利用し、病院を誘致する活動を推進しています。これなら患者さんや地域住民の皆さんはもちろん、土地を貸与する所有者にもメリットがあります。当社には建設工事の仕事が入りますしね。

 

川上　南木社長の事業も伸びていきますし、皆が喜ぶ理想の形が築けますね。

 

南木　はい。またiPhone修理業有志で「モバイルマイスター制度」を立ち上げて活動してきて、今年2014年に協会がNPO認定されました。これを身障者雇用の促進につなげたいと思っています。

 

川上　モバイルマイスターというのはどのようなものですか。

 

南木　iPhoneやiPadの修理をする認定技術者のことです。フロントパネルが割れてソフトバンクなどに持ち込んでも、修理に何日もかかったり、本体ごと交換になってしまいますが、修理は正しい技術を学べば難しくないので、身障者の方や独立自営を志す人たちに修理技術を学び、修理店を開業してもらおうと。当社直営の『BackUp』という修理･カスタマイズ店もありますし、起業のお手伝いもいたしますよ。

 

川上　若い子がひび割れたスマートフォンを使っているのを不憫に思ってましたが、安い修理費用で済むなら、彼らも気軽に修理に出すようになるかも。

 

南木　はい。加えて店舗開業支援では、基本的に何業でも相談をお受けしていますが、特にシニアの方や開業意欲を持った方、店舗増などを考える方に、脱サラでもすぐできるラーメン店開業パッケージが好評です。先ほど川上さんにフードパークで地鶏つけ麺を食べていただいた『南風：くにがみ屋』がそれです。魚介系、豚骨系、鶏系のどのスープでも直営店舗から提供可能ですので、修業した経験がなくても鍋で溶かすだけでクオリティの高いスープがつくれるなど、トレーラーハウスやテナントの内装工事だけでなく調理技術から経営ノウハウまで、パッケージで提供しております。

 

川上　地鶏つけ麺、地鶏がたくさん入っていて、スープがとてもおいしかった～。別の店舗ワゴンでアーモンドも試食させていただいて、あれもシナモンがきいた大人の味で、おいしかったわ～。

 

 

 

 

「仕事を楽しむ」とは‥

とにかく何でもやってみること。そこから知識や技術が蓄積されて実力となり、仕事も楽しくなるのではないでしょうか。